*こんにちは。糖尿病ってよくテレビとかで話題になっていますが、本当に糖尿病って理解していますか?
ただ、単純に尿から糖が出る病気だとか、糖尿病って糖を取り過ぎが原因でしょって思ってませんか。実はそれだけじゃないんです!
実は『脂質の取り過ぎによって糖尿病になる可能性』です。
糖尿病定義
糖尿病の定義を調べるとこの様に説明があります。
糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。
血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気(糖尿病の慢性合併症)につながります。また、著しく高い血糖は、それだけで昏睡(こんすい)などをおこすことがあります(糖尿病の急性合併症)。
※糖尿病情報センターより
確かに簡単に説明するとこの様になりますが、これでは不十分な説明ですね。なので、病理学的に言いますと・・・
インスリンの分泌不足、あるいは標的臓器でのインスリンの反応性低下により、多尿等の種々の症状が発現する糖質代謝異常。
「病理学総論-14.代謝性疾患」より
つまり、インスリンの分泌不足及びインスリン抵抗性がある状態であり、細胞が糖を取り込めなくなることによる病気です。
じゃあ、どう人ごとじゃないんだよ?って思いますよね。実はこれ、健康な人にもあらわれる症状なんです!
糖尿病の要因
最近、サブスクリプションや食べ放題、飲み放題が当たり前の時代に入っていますが、この食べすぎが原因となってきます。まず、カロリー(脂肪)を取り過ぎると脂肪細胞から『レプチン』と言うホルモンを分泌され、脳に信号を送り、食欲を抑えたり、エネルギー消費を増やそうと肥満にブレーキをかけます。ところが日常的に食べ過ぎると肥満が進み、『レプチン』が分泌されてもブレーキがかかりにくくなります。この現象を引き起こすのが、飽和脂肪酸です。
※グリコさんより
ちなみに厚生労働省の調べによりますと、戦後の日本国民の栄養素について戦後から現在までの栄養比率は炭水化物が減少しており、逆に脂質が上昇している結果となっています。つまり、欧米化によって肉やジャンクフードによる脂質が多くなっているのが現状です。
以上の結果から現代の日本人は脂質過多の食生活になっており、脂質過多=肥満につながり、肥満=脂肪細胞が大きくなり、脂肪細胞から遊離脂肪酸=飽和脂肪酸が多量に(一般的に呼ばれる)筋肉に運ばれるとインスリン受容体(簡単に言いますと血糖値を調整する機能)の機能が低下する為にインスリン抵抗性が高まると言えます。
ここから先ほど健康な人でも起こりえるのかと言う話しです。
海外で研究された論文によりますと、
食事中の脂肪の割合が高いと、肥満及び体脂肪の有無とは無関係に、インスリン感受性の障害及び糖尿病発症のリスクが増加し、このリスクは食事中の脂肪酸の種類によって影響を受ける。
(飽和脂肪酸の過剰摂取)
と述べられているそうです。(英語が分からないので引用しています)
これらの根拠や論文は、WHOや米国糖尿病学会など各国において『糖尿病の有る無しに関わらず、飽和脂肪酸摂取量は1日の総カロリー摂取の10%未満(20g未満)』を推奨しています。
また、研究では全ての飽和脂肪酸が健康を損なうものではないかも知れないと発表されています。最近流行りのステーキ肉など動物由来の飽和脂肪酸が悪玉コレステロール値を上昇させることが判明しており、過剰摂取は心臓病のリスクを高めます。一方、植物由来の飽和脂肪酸(カカオやナッツ、魚、植物油)は悪玉コレステロールを増加させないとあります。
つまり、すべての飽和脂肪酸を断つと言う必要はなく、『脂肪の摂取は飽和脂肪酸を不飽和脂肪酸に置き換える』と言うことで心臓病のリスクは下げれますが、尚且つ飽和脂肪酸の推奨摂取量は1日あたりの総カロリー10%以下にすることが糖尿病リスクを下げるのに望ましいと言えます。
ですので、大量の動物性脂肪(肉)の代わりにオリーブオイルなどの植物性脂肪(低脂肪食)を取り入れましょうと言うことです。
次にどれくらい取り過ぎると糖尿病及び心臓病のリスクが上昇するのか。
・通常の食事では脂肪のエネルギー比率は30%超える事。(飽和脂肪酸及び不飽和脂肪酸の合計)
・高脂肪食の日が5日間以上継続する事。
以上までが糖尿病発症リスクについて話してきましたが、日常生活においてあまりピンと来ない人もいるかと思います。
次はこの事を踏まえ例を挙げて説明します。
[…] *人ごとじゃない!?本当の糖尿病とは。 […]
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[…] 脂質に興味を持った方はコチラの記事で説明しています。 […]