いまさら聞けない!?新型コロナウイルスの症状や潜伏期間は?

そもそもコロナウイルスってなに?

人間に影響を与えるウイルスとして、1960年代に発見されているウイルスです。昔から風邪の原因となるウイルスで、名称『ヒトコロナウイルス』は毎年、世界中で人類全体に蔓延していました。

また、コロナウイルスの名称の由来はウイルスの形にあり、太陽のコロナを思わせる構造をしているからです。

*太陽のコロナ

 

コロナウイルスの種類

今までに突然変異を繰り返し、人間に対して重い症状を与えるウイルスが出てきました。それを下記の表でまとめています。また、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は新型コロナウイルスは地上で3日間生存すると予測されていましたが、最低でも17日生きていることを明らかにしました。

※あくまでも2020年4月時点の情報となるため、今後情報が更新する可能性があります。

 

新型コロナウイルスの特徴

厚生労働省の『新型コロナウイルス感染症 診療の手引き』より抜粋をしました。

多くの症例で発熱,呼吸器症状(咳嗽,咽頭痛,鼻汁,鼻閉など),頭痛,倦怠感などがみられる.
下痢や嘔吐などの消化器症状の頻度は多くの報告で 10%未満であり,SARS や MERS よりも少ないと考えられる.初期症状はインフルエンザや感冒に似ており,この時期にこれらとCOVID-19 を区別することは困難である.中国では発症から病院受診までの期間は約 5 日,入院までの期間は約 7 日と報告されており,症例によっては発症から 1 週間程度で重症化してくるものと考えられる.さらに重症化する事例では 10 日目以降に集中治療室に入室という経過をたどるようである(図2).
・重症化のリスク因子として,高齢者,基礎疾患(心血管疾患,糖尿病,悪性腫瘍,慢性呼吸器疾患など)が知られている.
・40 歳代までは重症化は少なく,50 歳代から年齢が高くなるに従って致死率も高くなる.
・中国での患者 44,672 人のデータからは 80 歳代の致死率は 14.8% にも上る(図 3).
・基礎疾患のある患者では,基礎疾患のない患者と比べて明らかに致死率が高い(図4)

つまり新型コロナウイルスは初期症状ではインフルエンザ症状と似ていることから判断しにくく、持病を持つ高齢者が重い症状に陥りやすくなるということです。

年齢別にみた新型コロナウイルス感染症の致死率です。50歳以上の高齢者が重い症状により死亡していることが分かります。

 

 

次に持病を持った人が重い症状になりやすいですが、どの持病がより重い症状になりやすいかを病名別がこちら。

ポイント

病院の先生に糖尿病に関して新型コロナウイルス感染症にかかった場合、重い症状になるかお話しする機会がありました。

医者

糖尿病患者であったとして、新型コロナウイルス感染症にかかってもHbA1cの値が世界基準である7.0程度であれば問題ありません。重い症状が出る患者さんはHbA1c9.0など高い方がなる可能性があります。

 

どの病気においても言えることでしょうが、なるべく正常値に近づける必要がありますね。

 

治療について

2020年4月現在では特効薬はありませんが、有用な治療方法は以下の通りです。

  • ロピナビル・リトナビル配合剤(プロテアーゼ阻害薬):エイズウイルスに使われる薬で、ウイルスの成熟及び増殖を抑える効果があります。
  • リトナビル:こちらもエイズウイルスに使われる薬で、ウイルスの成熟及び増殖を抑える効果があります。
  • アビガン:インフルエンザウイルスに対する薬。新型コロナウイルスにウイルス減少の効果が発揮されていますが、副作用に妊娠中の女性が薬を服用したときに胎児に奇形が起こる危険性があるそうです。
  • シクレソニド:合成ステロイド剤で、喘息抑制作用、抗炎症作用があり、気道の炎症を抑えて、喘息発作の程度、頻度を軽減します。こちらも新型コロナウイルス感染症に効果を発揮します。

予防

厚生労働省から予防に関するパンフレットがありましたので、こちらを参考に予防に取り組んで下さい。大切な家族、特におじいちゃん、おばあちゃんを守るためにも実践をお願いします。

 

新型コロナウイルスに関するサイト

*新型コロナウイルス情報

参考 新型コロナウイルス感染症について厚生労働省HP

*新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター

参考 新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター厚生労働省HP
ウイルスに負けない体づくりを!

 

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