あの業務用食品が危険?輸入食品の実態調査!

こんな人向けの記事です。

海外から輸入されている冷凍のカット野菜や加工食品の安全性がわかります。

皆さん業務用食品を良く買いますか?

私は良く買います。

ただ、原産国が気になり、ついつい見てしまいますね。

特に外国産だと本当に安全性が確保されているのか気になりませんか?

安全性について論文を参考に調べました。

輸入食品のリコールを知っていますか?

食品のリコールはよくありますよね。

異物混入の自主回収がリコールにあたります。

輸入時も同様に、日本の食品衛生法にあったものか審査及びモニタリング検査があります。

この時に日本の規格に合っていなければ廃棄や積み戻し、食用外転用します。

日本の輸入食品リコールどうか。

厚生労働省が発表している令和2年の輸入食品の検査結果がコチラ。

輸入件数検査件数検査割合違反件数違反割合
2,352,082件200,876件8.5%691件0.03%

違反件数は691件と1日約2件食品衛生法に違反している輸入食品があるという計算になります。

輸入量も多い為、それに比例して違反件数も多くなりますね。

ただ、全体量で言えば少ないと言えます。

どういった違反があるかまとめました。

  • 微生物汚染に関するもの
  • 残留農薬に関するもの
  • 添加物に関するもの
  • 食物アレルギーに関するもの etc…

日本の輸入食品はなにが多い?

日本に入ってくる輸入食品は何が多いのか調べました。

  • とうもろこし
  • 牛肉、豚肉など肉類
  • 大豆
  • 生鮮・乾燥果実
  • 冷凍野菜
  • えび
  • ナチュラルチーズ etc…

普段よく目にする冷凍野菜や乾燥果実などもありますね。

検疫を行っていますが、輸入された肉類や冷凍野菜はしっかり下処理した方が良さそうです。

ただ、残留農薬や添加物は検査しないとわからないので、輸入食品を食べるなら検疫を信頼する他なさそうです。

輸入食品の検疫は大丈夫?

出典:「食品衛生法に基づく輸入手続 – 輸入手続の流れ」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144562.html

輸入するときの流れです。

さらに種類ごとに検査機関が分けられています。

輸入物検査機関
穀類、野菜、果物など植物防疫所
食肉やハム・ソーセージ(食肉製品)動物検疫所
上記の2種類に加え、その他の食品、添加物、器具、容器包装、乳幼児用のおもちゃ検疫所

このように輸入の検査は厳格に行われています。

MEMO

検査不要とは、原塩や食用油脂の加工用、粗糖など加工に必要な原材料となるもの。また、個人用や研究、社内検討用などの食品は検査不要です。ただ、規定違反は罰則されるので注意が必要です。

日本の自給率は4割と少なく、6割は輸入品に頼っていることから検疫での安全性は高いものと思われますね。

輸入食品のリコールはどの国が多いか。

どこの国から輸入する食品にリコールが多いのでしょうか。

違反件数が多い順
1位中国
2位アメリカ
3位ベトナム

輸入食品のリコールはアジア、北米、欧州の順に多い結果となりました。

アジア圏だけでも食品の違反は5割を占める多さとなっています。

その中でも圧倒的に中国から輸入する食品に違反が多いですね。

ただ、アメリカ製品も気を付けなければならないのは意外でした。

まとめ

よく目にする海外食品が安全かどうか分かりましたね。

国の検疫によって安全性は確保されています。

ただ、輸入国によっては個人での確認も十分する必要があると思います。

上手く付き合っていきましょう。

参考

・厚生労働省

・新PL研究7号「輸入食品のリコールに関する傾向の分析と防止策の考察」

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